60作目 悪の法則

「悪の法則」を観た。

事前情報によると賛否が真っ二つに分かれる作品(むしろ否の意見の方が多かった)ということで、そんな評論を気にして観る観ないを決めてしまうダメな癖がついた私にとってはなかなか、大きな壁となっていた作品でした。
ましてや監督がリドリースコット。良い作品も勿論あるのだけれど、この監督は正直あまり良いイメージがない。それでも観ようと思ったのは、やはりこの豪華出演陣と「ノーカントリー」のコーマック・マッカーシー原作であるという2点。

予備知識を何もいれずに、鑑賞したんですが、意外や意外、良かったです。
話は難しいし、最後は?だし、淡々と話は進んでいって、派手なシーンがあるわけではないのだけれど・・・
年間何本映画を観たかの記録と、ダブった作品をレンタルしないようにということで始めたこの映画記録ですが、映画記録をつけはじめて、ちょっと見えてきたことがあります。
ド派手なアクションシーンがある映画は好物ですし、ラスト〇分のどんでん返しも未だに好きですが、この淡々と続く映画が意外と好きだということ。
もちろんこの淡々は紙一重ですが、ただ淡々と続いていつのまにか終わってしまう駄作と、淡々と続くのだけれど、集中力を途切れさせない巧妙に作られている映画の2つにわかれます。

今作は後者。
ところどころの台詞に、とても哲学めいたものを感じました。
そして、この映画のすごかった点が、ブルース・リーの名言ではないけれど、「Don't think,feel」なところ。悪、恐怖というもの考えるのではなく、感じなさいといったようなものを思わされました。
ラストは?で、観終わった後に色々とネット評論ページを読んだりしましたが、ネット界の剣客の皆さんでも意見は色々とわかれていました。
個人的にはラストくらいすっきりしたいという思いはあるのですが、作品について「俺はこう思う」、「いや私はこう思った」と議論できるのも映画の素晴らしさですよね。

最後に俳優陣について。

今まではキャメロンかペネロペかと言われれば断然、ペネロペ派だったのですが(キャメロンが嫌いなわけではありません)、今作のキャメロン・ディアスは強烈すぎた。
豹柄まみれのあのセクシーさ、そしてフェラーリとの淫行。運転席のハビエル・バルデムがうらやましすぎました。ナマズ、、、

ハビエル・バルデムの癖のある演技も相変わらずの顔の大きさも最高だし、マイケル・ファスベンダーの人生が転落していく様もよかったし、ブラット・ピットのねずみ男のようないやーな感じの演技もよかった。特にブラット・ピットはチキンテキサス野郎からの変貌ぶりにうっとり。

素晴らしい脚本に、一流の演技・怪演が加わり、私のような小僧にはわかりかねますが、リドリースコットの功績もかなり大きいのでしょう。

いやー、よかった。

95点

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by putain-day | 2014-08-26 06:40 | MOVIE2014 | Comments(0)
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