70作目 ダラスバイヤーズクラブ

「ダラスバイヤーズクラブ」を観た。

何の知識も入れず、映画を観るのが好きですが、今回は映画評論家:町山智浩さんの簡単な解説を聞いてから鑑賞しました。

いまでこそ、エイズという病気は、正しい知識が広まり、防げる病気だということは、わかっています。うる覚えですが、中学生頃に性教育の一環として、エイズという病気を教わり、予防法などもそのとき知ったように記憶しています。空気感染、接触感染はしないとか簡単な知識ですが。

当時は、そんな認識など皆無で、エイズは同性愛者のみが感染する、非常に恥ずべき病だったそうです。
深い話は避けますが、キリスト教という宗教が深くかかわっており、本来人を救うべきはずの宗教が、エイズ患者を苦しめるという負の環境だったそうです。
エイズを認めるということは、同性愛を認めることにつながるため、救済処置も薬の開発も手つかずのまま。疫病のような病気でした。

そんな中、エイズ患者の人権を訴え、米国国内では違法だけれども、他の国では認知、開発されている薬を輸入し、患者に配布したという実話をもとにした映画です。

まずは、アカデミー賞主演男優賞もとったマシューマコノヒーが圧巻です。
エイズ患者を演じるため、自慢の筋肉を封印し、壮絶な減量をおこない、観ているだけでも痛々しい主人公を演じていました。
そして同じく、アカデミー賞助演男優賞を獲得した、ジャレッド・レト。写真家のテリー・リチャードソンと仲が良い役者という認識しかありませんでしたが、病に侵されたドラッグ・クイーンを見事に演じていました。映画の内容もさることながら、この二人が圧巻すぎました。

大切なのは、過去ではなく、今自分がすべきことは、何なのか。
よくありがちなメッセージですが、ガツンと響いた、素晴らしい映画でした。

90点

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by putain-day | 2014-10-29 06:11 | MOVIE2014 | Comments(0)
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