「Maps to the stars」を観た。
TSUTAYAでなんとなく目にとまって、なんとなく借りて、なんとなく観てみたら、大当たりってほどではないけれど、ちょっと得した気分になった一作。 目にとまった理由も、愛しのミア・ワシコウスカが出演していたからというなんとも不純な動機。 観終わって、なんだか厭な映画を観てしまった(褒め言葉)なと思い、クレジットをみていると、監督がデヴィッド・クローネンバーグと表記されている。 「???」どこかで聞いたことのある名前だと思い、早速調べてみると、大好きな「イースタンプロミス」や「クラッシュ」のあの監督でした。 今作もそうだったけれど、この監督の描く世界は、もちろん役者の演技力が大きな役割を果たしているのだけれど、映画というより舞台をみている感じになります。もう出演者全員が抜群。 ジュリアン・ムーアが2014年カンヌ国際映画祭女優賞したそうな。 それも納得。実の母親にレイプされたトラウマをとりはらうべく、下着姿でセラピーをうけたり、3P、レズシーンはあるし、しまいには便所で「便秘だわ~」なんて言いながら放屁までするという、女性なら皆がいやがるような演技ばかり。圧巻でした。アカデミー賞をとったアリスのままでよりもこちらのほうがすごかった・・・ ハリウッドの実情を描いた映画といえば、色恋沙汰に酒やドラッグって描写がおもだって描かれますが、今作はそれがスパイス程度で、もっとサイコに見せられるという、不気味な映画でした。 万人にすすめれる娯楽作ではないけれど、良質な映画であることは間違いないと思います。 良い映画の定義「鑑賞後、語り合いたくなる映画」という要素を十二分に含んだ映画でした!
by putain-day
| 2016-06-23 06:18
| MOVIE2016
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