56作目 風立ちぬ

「風立ちぬ」を観た。

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言わずもがな、世界の宮崎駿 長編アニメ作品最後の作品。
巨匠の引退作品ということで、敷居が高かったのか、なかなか観れずにいた作品でした。

先に行われた、参議院選挙の結果を受け、個人的に思うことが多々あり、結果としてそれがきっかけとなり、鑑賞するはこびとなりました。

引退作品というフィルターを通してみるからか、テーマが「愛」と「戦争」という引退にふさわしい、大きなテーマに挑んできたなという印象を受けました。

主人公の声優が、あの庵野秀明さんということで、慣れるまでちょっと時間がかかってしまったけれど、不思議と最後は馴染んでいて、まったく違和感はありませんでした。

全体的にせつない空気が漂う映画でした。
テーマが戦争だからなのか、愛だからなのか、宮崎監督の引退作品だからなのか、わかりませんが。

公開当時、喫煙シーンが多すぎるということで、禁煙団体からクレームが入ったとかっていう訳のわからないニュースを思い出したけれど、本当にナンセンス。もうつまらなさすぎるし、くだらなさすぎる。

宮崎監督といえば、トトロ、ナウシカ、ラピュタ、ポニョなど空想の世界の物語が多いけれど、歴史、それも戦争という負の遺産に挑んだ、宮崎さんの代表作であることは間違いないと思います。
宮崎映画で、はじめて号泣しました。

英語版もあるらしく、声優陣がまた豪華。
今度は英語版で再度トライしたい。

兎にも角にも、一個人の感想としては、超大作だと思う。
大胆な構図で、戦争・愛というとてもシビアなテーマに挑み、ジブリ作品ではみたことがなかった、性的描写も混ぜつつ、全体をぼかしすぎず、核心をつきすぎずなとても繊細なラインを保ちつづけた、素晴らしい映画でした。

ありがとうございました、宮崎監督!
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by putain-day | 2016-07-16 06:34 | MOVIE2016 | Comments(0)
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