31作目 somewhere

「somewhere」を観た。






観よう、観ようと思い、何年経ったかわからないくらい。
これを「ようやく」と言うんだなと実感。
製作は2010年。もっと前のような気がするけれど。

監督は、ソフィアコッポラ。
泣く子も黙る名監督、フランシスフォードコッポラの娘さんです。

公開当時は、セレブの作る映画、親父のスネをかじって作った映画だとか、結構批判的な言葉をよく聞いた記憶がある。
クレジットを見ると、家柄、コネクションだと想像したくなるような、錚々たる面々。
実際鑑賞してみて、まぁ確かにお洒落でセレブが撮る映画と言われてもおかしくない映画だと思った。

でも、そんな映画があってもいいと思う。

主人公はハリウッドスター。
フェラーリを乗り回し、モテモテの人生。
でも中身はとても空虚な人生。

セレブだからこそ描ける人物描写。
セレブにしか描けない人物描写もある。

セレブ、セレブと連呼し、ソフィアさんには陳謝したい。
この人にしか撮れない映画であることは間違いないし、この人だから描けた世界なのだと思う。

アクションシーンにしても、ホラーでもコメディでも、「センス」って必要だと思う。
監督のソフィアさんは家柄というフィルターを通して評価されてしまうけれど、抜群のセンスの持ち主だと思う。
そのセンスに気づいた自分もセンスあるなんてことはこれっぽっちも思いません。

空虚な中にも、愛娘を想う父親の無償の愛情だったり、それを不器用な形でしか表現できていなかったり、切ない映画でした。

サントラのセンスと、主人公のスティーブンドーフの着用するティーシャツのセンスにただただ脱帽。

娘を演じたエルファニングとハリウッド版安達祐実だと思っていた、ダコタファニングが姉妹という、衝撃の事実をこの映画で知り、それが一番のショッキング出来事だったかも。

空虚感満載でもよいけれど、この映画を観るとフェラーリに乗りたくなる。
フェラーリの構造はよくわからないけれど、エンジンの横に荷物を入れる、アレ。
アレをやるためだけに、乗ってみたい。


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by putain-day | 2017-04-07 04:07 | MOVIE2017 | Comments(0)
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