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41作目 64 後編

「64 後編」を観た。






無理だろうと思っていたけれど、続けて鑑賞することができた。
歳のせいではない、ただの運動不足だと思うことが、自分の年齢を考えるとぽつぽつと出始めるけれど、映画への気力はなんとか衰えていないようで、一安心。
でも、一日中ずっと鑑賞っていうのは無理だろうな・・・

今作に限らず、続編ものって、中だるみするのが否めない。
全編で盛り上がって、後編の序盤から中盤までは深いところまで潜り、終盤にまさかの展開だったり、盛大に幕を閉じるのが常。
まるで、クラシック音楽のように。

しかし今作は、思っていたとおり、まさかの展開が用意されているわけでもなく、盛大に幕を閉じるわけでもなく、ひたすら淡々とドラマが進んでいく展開。
それはそれでありなのだろうけれど、じゃあわざわざ前編・後編にわけないくても。
ちょっと期待しちゃうじゃない。

原作の横山さんは元新聞記者とういこともあり、警察の記者クラブの描写とかは、関係者がみたらゾッとするくらい、よく描かれているらしいけれど、御多分にもれず、外部の人間なので、「ふ~ん」と頷くにとどまる。

にしても前編のときの感想と一緒で、キャリア組問題、どうにかならないかね。
政治も経済も安全もマスメディアも、すべて旧態依然な組織構造。

先に行われた地元・富山市の市議会議員なんて最たる例。
不正を働いていた議員が再選したり、不正議員が所属していた自民党が最多数で当選していたりと、THE自民党大国という結果。
あまり見ないようにしてるけれど、掲示板的なページを除けば、「民度が低い」とあわや炎上しかけていた。
特定の個人を指して言っているわけではないけれど、悔しいです。

幕末の志士:高杉晋作の辞世の句のしめたいと思います。

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは 心なりけり

幕末の志士たちがこの社会をみたら、どんなに憂うことか。


by putain-day | 2017-05-10 05:41 | MOVIE2017 | Comments(0)
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