先日、待ち時間があり、店内を見渡すと新聞や何冊の雑誌が置いてあったので、せっかくなので読んで待つことに。 その時手にしたのが、普段本屋で手に取ったことのなかった、「OCEANS」という雑誌。 食わず嫌いだったといえばそれまでなのだけれど、何か手にとってはいけない、負のオーラが雑誌から発せられていて、アンタッチャブルな雑誌でした。 初めて開く雑誌。 表紙から予想がつく直球勝負な特集の連続。 都会のおしゃれな大人は、仕事も遊びも子育ても家事も何事もスタイリッシュにしてるんだぜ!的な、90年代の月9ドラマのような雰囲気。 この時点で嫌悪感すら感じました。 もうファッションとしての教科書というより、なぜこの雑誌はここまでいらっとさせるのかという研究対象に。 まず、コンセプト。 雑誌の対象者が「37.5歳」らしい。 その0.5って何!?いる!? 若者でもおじさんでもない、ちょうどその間と意味づけしたいのだろうけど・・・ まずこの0.5がダサイし、いさぎよくない。 次に、「キーワード」 大人の読む、ファッション雑誌といえば、「ちょいワルおやじ」とか「美魔女」とか、旋風を巻き起こしたキーワードがあり、そのキーワードをもとに雑誌は構成され、今や発行部数にも影響を及ぼす、重要な単語です。 御多分に漏れず、このOCEANSにも存在した。 まさかとは思い、バックナンバーとかも一応確認したけれど、この雑誌はこの単語を推しているらしい。 「オッサン」 どんな使い方がされているかと言うと、 「オッサンに許される海パン、ダメな海パン」 「How to enjoy オッサン life」 「ネコとオッサン」 「オッサン達がたどりついた腕時計愛」 これ実際に全部あった特集です。 個人的には「How to enjoy オッサン life」に大賞を贈りたいし最大限の賛辞を述べたい。 「37.5歳」と「オッサン」とキーワードを頭にたたきこみ、雑誌を読み進めると、もはやギャグ雑誌でしかなくなる。 とはいえ、発行部数もそれなりにあるであろう雑誌。 世の30~40代の男性がスタイリッシュなオッサンを目指している現実に、この国の未来がどれだけ暗いものになるか、不安を感じられずにはいられない。
by putain-day
| 2017-07-19 05:16
| BOOK
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Comments(2)
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パンチ
at 2017-11-05 21:12
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でもコレ我らの訓ちゃん連載してるんだよな
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putain-day at 2017-11-06 07:43
そうそう、連載あったわ。
なるべく他の頁を見ないようにして、毎月拝読しております。
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