62作目 LA LA LAND

「LA LA LAND」を観た。






2017年第89回アカデミー賞作品賞の超本命だった作品。
率直な感想は、やっぱりミュージカルには抵抗があったということ。
決してタモリさんぶるわけではないけれど、突然歌いだしたり、踊りだしたりっていうのは、やっぱり解せないというか。
それでも冒頭のハイウェイでのミュージカル映画史に残るであろう、大所帯でのダンスや歌、主演二人がまさに恋に落ちるあの瞬間のタップダンスなんかは、素敵だな~、すごいな~と思えました。

ミュージカル云々の前に、主演女優のエマ・ストーンの勝手ぶりに所々イラっときたのも、しっかり作品にのめりこめない一要因だったように思います。これは男女で意見が分かれるところなのか、女性目線でみてもそう感じるのか、議論したいところ。

残念ながら、作品賞は逃した本作ですが、内容云々抜きにして、しがらみがなければ、絶対にこっちが受賞していたんであろうなという作品。
ハリウッド関係者やカリフォルニア州ロサンゼルス近郊に住まいの方なら、もう青春の1頁なんだろうなというような光景がわんさかでてきたり、エンドロールにもしっかり、これはハリウッドによって作られた作品だ!なんて文言が出ていたし。
つまり、ハリウッドによるハリウッドのための映画なわけです。アカデミー賞に投票するのは、映画関係者で構築される、アカデミー会員の皆様。そうハリウッドたれ!のようなお方ばかりなので、嫌いなわけがないと思う。そこにきて、敢えてのミュージカル映画。
そして世界的ヒット。
未見のため、なんと言えないけれど、作品賞を受賞した、ムーンライト。これも素晴らしい作品だとは思うのですが、黒人をテーマにした作品なわけです。奇しくも2016年第88回のときは、人権差別だ!と騒ぎが起こるくらい、白人関係のスタッフや映画が賞を受賞し、黒人の人達には一切陽が当たらなかった背景があります。なので今年は、ムーンライトっていうそこそこよく出来ていて、黒人をテーマにした映画だから、作品賞はこっちにしようぜって勘繰りがあったかどうかはわかりませんが、都市伝説としてよくささやかれていることです。

そしてもう一つ。
アカデミー賞授与式のとき、誰もが作品賞は「LA LA LAND」だと信じて疑いを持つ人なんていないくらい、満場一致でLA LA LANDの空気だったそう。そんな空気もあってなのか、作品賞の発表が間違われるというハプニングが。



前代未聞のハプニングなわけですが、そのときのこと男の表情が忘れられない。

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主演のライアン・ゴズリング。
悔しがるわけでもなく、怒るわけでもなく、まさかの「プププっ」
作品の中のライアン・ゴズリングはピアノも弾いていてかっこよさ満載なのですが、この表情にはどんな演技よりも、彼そのものを物語っています。はい、最高です。

で、監督は、あの凶悪:フレッチャー先生で身の毛がよだった、セッションの監督:ダミアン・チャゼル。
1985年生まれの見事に年下監督。
年下で、こんな世界の第一線で活躍してるってすごすぎる。
才能がどんなにあったとしても、凄腕のスタッフ、役者を束ねる、監督だからね。
何か変なことを言ったりすると、「若造のくせに」なんて言葉が出てくるのじゃないでしょうか。
いくら実力至上主義のハリウッドでも、この歳でこんな大作の監督なんて。
すごすぎると言いたいところだけど、スピルバーグは29歳でジョーズを35歳でETを監督してるし、ジョージルーカスだって、33歳くらいでスターウォーズを監督しているわけです。恐ろしい世界だぜハリウッド!!


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by putain-day | 2017-08-05 06:16 | MOVIE2017 | Comments(0)
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