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64作目 お嬢さん(韓国)

「お嬢さん」を観た。






オールドボーイで世界中に衝撃を与えた、パク・チャヌク監督の作品です。

一言で言うと官能ミステリーという言葉が一番しっくりくるかと。
R18の指定がしっかりつく、エロティックな作品です。
AVとかではなく、こういう映画を中学生とか高校生とかが観たら、かなりの衝撃になるのにな。
確かに過激な性描写はあるけれど、わざわざ指定しなくてもいいのに。

近年、諸外国では大麻が解禁されている。
色々な事情があるのだろうけれど、禁止するから犯罪が起こるわけであって、それなら解禁しちゃえということもあるらしいです。
アメリカの映画やドラマでは、役者魂で全裸になっているシーンもモザイクかけずに全部解禁しています。
だって、それは物語上必要なシーンだから。決して性器が観たいわけではありませんが、適材適所で解禁は必要だと思います。

話は逸れてしまったけれど、肝心な中身についていくつか小言を。
日本統治時代の朝鮮半島を舞台にした映画なのだけれど、役者みんなが日本語を相当練習して作品に臨んでいるのが伝わってくるのですが・・・ 韓国の方特有の、「そうなんでちゅが」のように、小さい「ゅ」、「っ」がどうしても抜けないんですよね。
劇中日本人を演じている方も韓国人。でも日本人から見ると、一体誰が日本人で、一体誰が朝鮮人でってわからなくなるんですよね。だから後半に差し掛かるまで、ずっとこの人は日本人設定?朝鮮人設定?という疑問が抜けきりませんでした。
俳優陣には申し訳ないけれど、日本人が見ると大半の人は同じような感想を持つのでは。

あとはどんどん過去に遡って、実はこうでした、ああでしたっていう展開。
確かに、どんでん返し的な展開には、持ってこいの見せ方ではあるのでしょうけれど、結局この手法だとなんでもできちゃうんですよね。実はこうでしたって言ってしまえば良いだけなので。なのでこの見せ方は、とてもバランスが重要になってくると思います。残念ながら今作はどんでん返しが多すぎて、個人的にはやりすぎでしょ・・・のレベルでした。

と嫌味を述べてきましたが、官能シーンの凄さでオールオッケー!
ちょっと長い映画ですが、「エロさ」に憧れを抱いていた、中高生時代。
深夜こっそり起きて、ボリューム下げて、ギルガメッシュナイトなんかを見ていた紳士淑女の皆さん。
そんな方々に送る、官能的なStand by meな作品です。



by putain-day | 2017-08-14 05:42 | MOVIE2017 | Comments(0)
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