84作目 疾風ロンド

「疾風ロンド」を観た。






「疾風」というそんな多用する言葉でもないのに、一年で疾風と名のつく映画を二作も観るということはかなり稀なことではないのでしょうか。
ちなみに今年観た「疾風」は、今作、「疾風ロンド」と「疾風スプリンター」。
疾風具合は圧倒的に、疾風スプリンターに軍配が上がりました。

さて、今作「疾風ロンド」。原作は、東野圭吾。
なのに、TSUTAYAをはじめとする、レンタル店などでの扱われ方が酷い。ということは、失敗作である可能性が非常に高いわけでして、それでも鑑賞したのは、「ひょっとすると」という僅かな可能性に賭けたわけです。
が、見事にやっぱりな展開でした・・・

原作は未読ですが、とにかく疾風感がまったくない。
舞台はスキー場で、スキーヤーやボーダーが爽快に滑ることで「疾風」と名がついているのでしょうが、全てスタントマン。
もう少し頑張れよ、俳優陣。別に、トム・クルーズのように、飛行機にぶら下がれとは言わないけれど、俳優が全然滑っていないところが、この映画の疾風感の欠如につながっていると思う。スタントマンの人々を誹謗中傷しているわけでは決してないけれど、スタントマンはスタントマン。
役者陣が滑ってみせてなんぼでしょと思うのですが。

配役のバランスも悪い。
大物役者をムダに使ったり、全然笑うことのできない俳優・女優さんの友情出演。
これもあくまで私感でしかないけれど、戦犯を一人つくるとするならば、私は大島優子さんの名を上げる。
独りだけ妙に浮いているというか、なんだかこの作風にあっていないというか。
オリンピック出場を有望されるが、スランプにより低迷を続ける選手という役柄だけれど、全然心の闇が滲み出ていない。
スキー場のレストランで働く、ただの地元のおねーちゃんという感じ。残念です。

最後の犯人のくだりも酷過ぎた。
これから、世界の裏武器商人と取引しようってのに、偽造パスポートはないでしょ・・
全然笑えない。

映画だけのオリジナルなストーリーではないだろうから、この映画内容だと、おそらく原作もそこまで期待できるような内容ではないと推測されます。

そもそもスキー場に、大量殺人兵器を埋めるという設定そのものが無理あるような・・・
いや、何から何まで無理がある設定ばかりだ。



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by putain-day | 2017-10-19 05:30 | MOVIE2017 | Comments(0)
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