「ダラスバイヤーズクラブ」を観た。
何の知識も入れず、映画を観るのが好きですが、今回は映画評論家:町山智浩さんの簡単な解説を聞いてから鑑賞しました。 いまでこそ、エイズという病気は、正しい知識が広まり、防げる病気だということは、わかっています。うる覚えですが、中学生頃に性教育の一環として、エイズという病気を教わり、予防法などもそのとき知ったように記憶しています。空気感染、接触感染はしないとか簡単な知識ですが。 当時は、そんな認識など皆無で、エイズは同性愛者のみが感染する、非常に恥ずべき病だったそうです。 深い話は避けますが、キリスト教という宗教が深くかかわっており、本来人を救うべきはずの宗教が、エイズ患者を苦しめるという負の環境だったそうです。 エイズを認めるということは、同性愛を認めることにつながるため、救済処置も薬の開発も手つかずのまま。疫病のような病気でした。 そんな中、エイズ患者の人権を訴え、米国国内では違法だけれども、他の国では認知、開発されている薬を輸入し、患者に配布したという実話をもとにした映画です。 まずは、アカデミー賞主演男優賞もとったマシューマコノヒーが圧巻です。 エイズ患者を演じるため、自慢の筋肉を封印し、壮絶な減量をおこない、観ているだけでも痛々しい主人公を演じていました。 そして同じく、アカデミー賞助演男優賞を獲得した、ジャレッド・レト。写真家のテリー・リチャードソンと仲が良い役者という認識しかありませんでしたが、病に侵されたドラッグ・クイーンを見事に演じていました。映画の内容もさることながら、この二人が圧巻すぎました。 大切なのは、過去ではなく、今自分がすべきことは、何なのか。 よくありがちなメッセージですが、ガツンと響いた、素晴らしい映画でした。 90点
by putain-day
| 2014-10-29 06:11
| MOVIE2014
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