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47作目 誰よりも狙われた男

「誰よりも狙われた男」を観た。



御存じ、フィリップシーモアホフマンの遺作。
好きな役者ではあったけれど、そこまで期待せずに鑑賞。

が、結構個人的にツボでした。

舞台はドイツ。
東西冷戦の象徴のような場所だったからか、今作がそうであったように、9.11の首謀者の潜伏先だったからなのかわからないが、設定がドイツの政治系サスペンスは結構あたりが多いような気がします。

タイトルの誰よりも狙われた男ってのがフィリップシーモアホフマンなのは、容易に想像がついたけれど、最終的に誰に狙われていたのか、最後まで上手にみせていたように思います。

映画内では、ただひたすら職に邁進する、仕事一筋な感じでしたが、終盤の自宅シーンで、ウィスキーを飲みながらピアノを弾くシーンが唯一の人間味が垣間見えるシーンで、AV器材とかから推測するに本来は音楽をこよなく愛しているただの中年オヤジなのになあと、切なくなってしまった。

一向に終わる気配のない、イスラム(過激派)VSアメリカの関係。
きっとこの映画で描かれているような水面下の話が、世界各地でまさに進行形なのかと思うと、、、

お約束ではあるけれど、やはり遺作ということで、どうしてもそういうフィルターを通して観てしまいました。
鬼気迫るとまではいかないにしろ、やはり映画界は惜しい役者を失ったことには間違いありません。

今更ですが、ご冥福をお祈りいたします。

80点

主演女優のレイチェル・マクアダムスもかなりの好演だったと思います。
by putain-day | 2015-08-25 22:48 | MOVIE2015 | Comments(0)
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