「64 後編」を観た。
無理だろうと思っていたけれど、続けて鑑賞することができた。 歳のせいではない、ただの運動不足だと思うことが、自分の年齢を考えるとぽつぽつと出始めるけれど、映画への気力はなんとか衰えていないようで、一安心。 でも、一日中ずっと鑑賞っていうのは無理だろうな・・・ 今作に限らず、続編ものって、中だるみするのが否めない。 全編で盛り上がって、後編の序盤から中盤までは深いところまで潜り、終盤にまさかの展開だったり、盛大に幕を閉じるのが常。 まるで、クラシック音楽のように。 しかし今作は、思っていたとおり、まさかの展開が用意されているわけでもなく、盛大に幕を閉じるわけでもなく、ひたすら淡々とドラマが進んでいく展開。 それはそれでありなのだろうけれど、じゃあわざわざ前編・後編にわけないくても。 ちょっと期待しちゃうじゃない。 原作の横山さんは元新聞記者とういこともあり、警察の記者クラブの描写とかは、関係者がみたらゾッとするくらい、よく描かれているらしいけれど、御多分にもれず、外部の人間なので、「ふ~ん」と頷くにとどまる。 にしても前編のときの感想と一緒で、キャリア組問題、どうにかならないかね。 政治も経済も安全もマスメディアも、すべて旧態依然な組織構造。 先に行われた地元・富山市の市議会議員なんて最たる例。 不正を働いていた議員が再選したり、不正議員が所属していた自民党が最多数で当選していたりと、THE自民党大国という結果。 あまり見ないようにしてるけれど、掲示板的なページを除けば、「民度が低い」とあわや炎上しかけていた。 特定の個人を指して言っているわけではないけれど、悔しいです。 幕末の志士:高杉晋作の辞世の句のしめたいと思います。 おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは 心なりけり 幕末の志士たちがこの社会をみたら、どんなに憂うことか。
by putain-day
| 2017-05-10 05:41
| MOVIE2017
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