「サバイバルファミリー」を観た。
個人的には大好きな矢口監督の最新作。 矢口作品といえば、ドタバタなコメディのような作風が定評あると思うのですが、今回はコメディ要素をかなりそぎ取ってきたような印象を受けました。 ある朝起きると、電気やガス、生きるために必要な全てのインフラが麻痺するという仮定のもと、果たして人間はどう生きるかを描いた風刺の効いた作品でした。 電気関係全て止まっているのに、一目散に会社を目指したり、必死に仕事しようとしている映像は、ちょっと笑っちゃったけれど、本当にありそうで怖い。 働き方改革なんて言われいるけれど、日本人は結局働いていないと生きていけない民族なんだなと。 資本主義を否定するつもりも、マオイズムを賞賛するつもりも全くないけれど、『しごと』にとらわれ過ぎて、大切なものを失っているような気がします。休むために、遊ぶために働くのが、逆転しちゃってる感じがする。 ドイツって、会社から与えられた有給を消化せずに病となった場合、保険だったか適用除外って話を聞いたことがある。 「十分な休みを取らないから、病気になるんでしょ。休みを取得するのはあなたの義務よ」的な・・・ さて話題は本番のサバイバルそのものについて。 劇中でてきた、サバイバルを楽しむ家族というキャラで、奥さんが藤原紀香というシーンがあったけれど、あんなに人をイラっとさせる女優さんも珍しいと思う。 マッチやライターに頼らず火を自力で起こして、その辺の植物は食べれるくらいに、知識としては持っておきたいです。 劇中でも台詞としてあったけれど、サバイバルで一番大切なのは、まず体を温めることだそう。行動中は濡れていてもよいけれど(濡れないにこしたことはないけれど)、休憩時に着替える服は絶対に濡らしてはいけないとのこと。生死をわけるレベルだそうです。次に安全な水の確保だそう。なるべくそんなシーンには出くわしたくないけれど、数日くらいであれば水だけで生きれるといいますし。 来年、家族でキャンプするとしたら極限まで荷物を減らして、子連れでサバイバルキャンプってのをやってみようかな。 別に野生動物を仕留めるとかそんな大げさなことではなく、とりあえず食料は何も持たず、空腹がいかに辛いかを体験してもらうというのがポイントかと思っています。 キャンプをそこまで推奨するわけではないけれど、自然の中で過ごす時間が増えれば増えるほど、サバイバル能力は高まると思います。
by putain-day
| 2017-12-01 23:30
| MOVIE2017
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