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94作目 バーニング・オーシャン

「バーニング・オーシャン」を観た。






2010年メキシコ湾原油流出事故をモチーフとした災害パニック映画。
海に浮かぶ、原油採掘施設が大爆発します。

今作のような歴史・事件の映像化というのは、有名になればなるほど、結末は周知の事実となり、結末はいともたやすくわかってしまう。
なので、途中をどのようにみせるかがとても重要となるので、作り手としては非常にハードルがあがる作品だと思う。

世界最大級の人災ということもあり、後半の大爆発・火災シーンは、もうすごすぎてどこが燃えているのか爆発しているのか、何が起こっているのかまったくわからない。
とにかく「ドカーン、ボカーン」の連続。
ノンフィクションのため、奇跡的な救出劇なども最小限におさえられている感じがしました。

海上での原油採掘のような、危険な仕事ではないけれど、危険・事故となる芽をつみとらなければいけないような仕事をしています。
事故が起こるまでのプロセスや、「これくらいいいだろう」とある作業や手順を省略するところなど、どこか他人事ではなく思いました。
業務としてたまに、危険についての映像を観るけれど、こんな作品も教材としてどんどん使ってくれればなぁと思ったり。

人災ばかり目が行きがちだけれど、この事故での起きた環境破壊の規模もすごかったのだろうと容易に想像できる。
この事故でどれだけの人達がどれだけの生物が被害にあったことだろう。

下請けの採掘業者の親方のご老人。どこかでみたことあるなと思ったら、カート・ラッセルでした。
老けたな~と思ったけれど、その分自分も歳を重ねたことになるので、これもどこか複雑な気持ちに。



by putain-day | 2017-12-04 06:54 | MOVIE2017 | Comments(0)
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