43作目 彼女がその名を知らない鳥たち

「彼女がその名を知らない鳥たち」を観た。






蒼井優と阿部サダヲのダブル主演ってだけで、確実にK点越えなのに、監督があの白石和彌さんということで、これはもう間違いのない一作として、予告を観たときにかなり楽しみにしてたし、期待値もかなり高かった一作。

劇中出てくる登場人物は、ゲスの極みみたいな人たちばかりなのに、こんなにもゲスが許される映画も少ないのではないでしょうか。
クライマックスに進むにつれ、そのゲスさがひどければひどいほど、映画が面白いものになるからです。
なので、役者さんたちはゲスな役をいかにゲスの極みに昇華させるかが腕の見せ所なわけですが、みなさん十分に演じてきれていたのではないでしょうか。
個人的には一名ちょっと気になる人はいましたが・・・

蒼井優さんが今作で、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞され、受賞の際のスピーチも話題となりましたが、完全に阿部サダヲさんの勝ちです。圧勝。
阿部サダヲさんが、何もノミネートされていないところに、この日本アカデミー賞自体に胡散臭さを感じ得ない。
レコード大賞も、某会社の領収書がリークされて、やらせは確実的なものになったし、映画も含む、日本の「芸能」がいかに黒いものかも、感じさせられます。

にしても、久しぶりに切ない映画でした。
切なさ(というより哀しみですが)の金字塔といえば、何の救いもなかった歌姫ビョークが主演の「ダンサーインザダーク」ですが、それに近いようなものを久しぶりに感じられたような気がしました。

そして、白石和彌監督の才能に、脱帽した一作でもありました。

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by putain-day | 2018-08-01 06:14 | MOVIE2018 | Comments(0)
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